Category Archives: 環境教育

温暖化対策の勉強会

兵庫県議員ネット勉強会に参加しました。

今日は、12月にパリで開催されるCOP21(世界各国の温室効果ガスの排出削減量を決める会議)に先駆けて、地方自治体でどのような取り組みを進める必要があるのか、温室効果ガスの削減に向けて京都市と連携しながら様々な実践をしている「気候ネットワーク」の田浦事務局長にお越しいただいて勉強しました。

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実は、田浦事務局長は、同志社大学大学院の同じゼミ(総合政策科学研究科 新川ゼミ)で社会人院生として共に学んだ仲間でもあります。この3月に博士号をとられて一足先に修了された田浦先輩、4月から京都に行く時間もなくほぼ休学状態の私・・・なかなかお会い出来ず、メールや電話でSOSをしてアドバイスをしていただいてきましたが、こうしたカタチで明石でお会いできてうれしいです。

日本は、世界5番目のCO2排出国なのに、高効率という理由から石炭火力発電の建設を推進しているとのこと。現在、48基2349、6万kWが石炭火力発電と聞いて驚きました。これからの地球の未来は、いかに再生可能エネルギーを普及するかにかかっているのですが、温暖化対策が生活の質を高めると考える人の割合は、フランス81%に対して日本はたったの17%。やはり、意識を変える環境教育がまだまだ推進できていないのだと思います。

温暖化対策が進んでいる京都市では、市内の全小学校で「エコライフチャレンジ」という環境教育プログラムを実施しているそうです。 10年間で、6万6千人の子どもたちが学んでいます。この事業は、市の独自財源で、有料ゴミ袋など環境負荷からのお金を使用。成果としては、市のアンケートで、小学校4・5年生が家族で環境に配慮した暮らし方について話をする頻度が高いという結果が出たそうです。近いうちにぜひ、見学に行きたいです。

事業所については、地方自治体レベルでできることとして、KES 環境マネージメントシステム、クレジット制度、BEMS普及コンソーシアム京都の取り組み、大学の調査結果の共有、東京都とのキャップ・アンド・トレードを紹介いただきました。

ただ今、一人勉強中・・・忘れないうちに今日のお話をまとめた報告書を作りながらさらに詳しく調べています・・・KESは、神戸市では各区役所をはじめ、ほとんどの公共施設で取り組んでいることがわかりました。明石の事業所もいくつか名前が挙がっています。太田市では、全ての学校でISOを導入しているようですし、こうした先進事例をしっかり学んで、明石市で取り組めることはなにかをよくよく考えてみたいと思います。

県議員ネットは、県内の市民派議員が共に学ぶ場・・・今日は、学校給食が公会計になっている西宮市や加東市のお話をお聞きすることもできました。先生方の負担を軽くするためにも公会計化は必要ですね。

 

ため池での環境体験学習・水路&海岸調査・自治基本条例市民検証会議

高丘東小学校3年生環境体験学習—ため池に入っての生き物観察をしました。

高丘東小学校では、一年を通して地域のため池を中心に環境学習をしています。

春は、ため池の自然と出会い五感で自然を感じる、9月は、ため池の回りでバッタをとったり、池の回りから魚とりをしたり、自分たちで工夫してため池の生き物に出会いました。

そして、今回は、地域のため池協議会・水利組合の方々のご好意で、農家の方にとって命の水とも言える「ため池の水」を抜いてもらい、子どもたちは直にため池を体感する機会をもらました。この体験は、『ふるさと明石に愛着と誇りを持つ未来の地域の担い手づくり』としての思いを共有してくださる多くの方々のお力をお借りして、8年に亘って毎年継続実施されています。

釜谷池ため池協議会・中の幡水利組合・兵庫水辺ネットワーク・エコウイングあかし・明石のはらくらぶ・PTA・つり愛好クラブ・兵庫県東播磨県民局・加古川流域土地改良事務所・明石市農水産課、環境総務課、水道部とざっと数えても10団体を超えるみなさんのネットワークの上にこのような素晴らしい体験の場が創出されているのです。毎年、明石市水道部がタンクローリーで子どもたちの😊を洗うための水を提供してくれています。今回も泥が目に入った子がいて本当に助かりました。

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お母さんたちにお手伝いしてもらって、靴が脱げないようにしっかりP縄で縛りました。

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そして、みんなが見守る中、いよいよ池の中へ・・・ドロドロの中に恐る恐る足を踏み入れたあとは、網で魚をすくったり、目の前を泳ぐ魚やエビをみつけて歓声をあげたり、じゃぶじゃぶ泳いだり、思い思いに身体いっぱいで、ため池を感じていました。

出会ったいきものは・・・ヘラブナ、モツゴ、タモロコ、テナガエビ、スジエビ、モクズガニ、ヒメタニシ、シマヒレヨシノボリ、ブルーギル、コサギ、ダイサギ、カイツブリ、カワウ

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↑写真は、モクズガニ

水辺ネットワークの安井先生から伺ったお話では、明石の水系にメダカがいなくなった。トノサマガエルも今年は一カ所でしか見ていない。今まで普通にいた身近な生き物であるメダカやトノサマガエルがいなくなってるって・・・異常事態だと言われていました。明石の自然は豊かとは言えない、とても深刻な状態にあるのだと再認識しました。

(※この高丘東小学校をはじめとする地域に根ざした環境学習の実践についてまとめた研究論文が、平成24年度兵庫自治学会研究発表で「教育・福祉分科会優秀発表者」に選ばれました。環境教育学分野のみならず、自治学のそれも教育・福祉の分野でも評価していただけている取り組みですので今後も大切にしていきたいと思います。http://www.sangitan.ac.jp/平成24年度兵庫自治学会研究発表大会分科会%20優秀発表者及び特別賞受賞者一覧.pdf)

 

その後は、明石の水路と海岸の現地調査をしました。

平成26年6月にアカウミガメがやってきた明石川の西岸は、大量のごみが打ち上げられていました。

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こんな状態では、アカウミガメはやってきません。

明石市生物多様性戦略の目指すべき明石の自然のイメージ図には、空にはコウノトリが舞い、海岸にはアカウミガメが描かれています。これでは、とてもそんな未来はきそうもありません。今まさに、明石の海岸はピンチです。でも、ピンチの中に、必ずチャンスの種があるはず・・・みんなで知恵を絞ればよい方法がみつかると思っています。ぜひ、よいアイディアがあればお知らせください。

15時30分からは、第1回明石市自治基本条例市民検証会議を傍聴しました。

平成22年4月に施行された自治基本条例、市の制度がきちんと整備されているかの庁内検証を受けて、さらに市民の皆さんによる丁寧な検証が行われるという会議です。今日は、第1回ということもあり、自治基本条例の大枠についての情報共有、会議の運営方針や検証にあたっての基本的な方向性の確認、今後のスケジュールが主な内容でした。次回(1月の予定)以降は、具体的な検証に入るとのこと、私も自治基本条例を学ぶよい機会でもありますので、この検証会議を注目していきたいと思います。

今日もなが〜い1日・・・まだまだ続きます。

阪神・都市ビオトープフォーラムに参加

昨夜から徹夜でまるちゃん通信発送準備・・・徹夜二晩めなので、かなりフラフラ(笑)

午後からは環境学習の打ち合わせで「姫路市自然観察の森」へ  私の身長を超えるなが〜いヘビの皮が展示されていました。森は、ツクツクボウシの大合唱。今年は鳴き出しが例年より少し早いようだと斎藤レンジャーが教えてくれました。自然界では、そろそろ夏も終わりに近づいているようです。

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夜は、阪神・都市ビオトープフォーラムの会合にゲスト参加させていただいています。会場は、グランフロント大阪のナレッジサロン、ステキな空間に驚いています。♡の椅子は何に使われるのでしょうか?

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フォーラムでは、まずは、行政職員として「神戸エコアップ塾」を立ち上げた、農都ネットこうべの高畑さんのお話から・・・

今から24年前、1991年に市民から神戸市の奥須磨公園にトンボの棲める池を作ってほしいという市民の声を受けて、まずは行政職員が勉強することからはじめようということになり自然に関心のある神戸市職員が集まって「神戸エコアップ塾」が立ち上がったそうです。かなり感動・・・

阪神・淡路大震災後の大きな活動として、第9回全国トンボ市民サミット神戸大会を開催、「人と自然が共生するまちづくり」〜神戸で農を!〜を大きなテーマにした。そして、トンボサミットの理念を引き継ぎ、1999年『農都ネットこうべ』を立ち上げた。農と都市の相互理解を深める拠点・環境教育水田として、小川・ため池・田んぼという農環境の再現した『田んぼの楽校』の活動を始めたという経緯をお聞きしました。アキアカネが復活するような環境をめざして活動をしていきたいとのことでした。

次は、昨年度まで大阪市教育センターで環境教育を研究されていた谷村先生から、「都市の子どもと自然をつなぐー生物多様性保全を視野にー」をテーマにお話をお聞きしました。

大阪市内のの子どもたちから「草は邪魔者・・・」という声を耳にし、なんとかしたいと思った。学校ビオトープに出会ったことがきっかけで、環境教育に関わるようなられたそうです。今日は、①小・中学生は身近な動植物とどれだけふれあっているか②子どもと自然をつなぐ環境教育の試み等「大都市における小・中学生の動植物に対する体験・認識に関する研究」についてお聞きしました。動植物との直接経験がいかに大切かがよくわかる研究でした。

何よりすごいと思ったのは・・・行政にお金がないことがわかっていたので、科研費をとって研究をまとめられたとのこと・・・思いがあれば、カタチになるんですね・・・こちらも行政職員としての志の高さに頭が下がりました。

その後は、私も加わり、兵庫県の環境体験事業の現状について、明石市の取り組み、自然環境教育という概念についても活発なディスカッションが行われました。研究・実践モード全開、行政における環境教育のあり方について有意義な意見交換をすることができました。