地域の子ども会活動への支援について

令和5年第1回定例会3月議会(3月3日(金)) 質問3項目め

○議員(丸谷聡子)

3項目めは、地域の子ども会活動への支援について、2点お聞きします。

1点目、明石市連合子ども会育成連絡協議会が今年度末で解散するとのことですが、現在加盟している地域の子ども会は今後どうなるのでしょうか。本市の見解を問います。

2点目、地域の子ども会活動への支援について。地域で活動されている子ども会は小学校の登校班のお世話をしてくださっていたり、敬老会など自治会の行事のお世話をしてくださったり、地域の子どもたちの育ちや地域活動に欠かせない役割を担ってくださっています。明石市連合子ども会育成連絡協議会が解散されたあと、今後も継続して活動してくださる地域の子ども会に対して、市はどのような支援をしていくのでしょうか、見解を問います。

○教育局長

続きましてご質問第3項目め、地域の子ども会活動への支援について、順次お答えいたします。

1点目の明石市連合子ども会育成連絡協議会解散に伴う地域の子ども会の今後についてでございます。明石市連合子ども会育成連絡協議会、いわゆる連合子ども会は昭和37年に発足し、60年余の長きにわたり指導者の養成や子ども活動の推進など、子ども達の健全育成に取り組んでこられました。社会情勢の変化により、共働き世帯の増加など、家庭環境が多様化したことやスポーツ活動のSC21への移行などにより、徐々に子ども会の会員数は減少を続けてまいりました。とりわけここ数年は急速に減少し、2015年度までは市内の28小学校区が連合子ども会に加入しておりましたが、今年度、2022年度には14校区までに減少しております。市内の小学生16,850人のうち、連合子ども会に加入している人数は2,985人で全体の17.7%にとどまっております。連合子ども会ではこのような現状を鑑み、今後は連合子ども会の枠組みに限定せず、地域で子ども達を育てる方向への転換を提唱され、昨年10月に開催された臨時総会におきまして、今年度末に解散することが決定されました。これまで連合子ども会においては、全市的なスポーツ大会等の行事を実施してきましたが、一方で連合子ども会に加盟する各地域の子ども会では、従前からそれぞれの地域において子ども会活動を実施してきており、引き続き地域の中で活動を継続されるものと考えております。

次に2点目の地域の子ども会活動への支援についてでございます。教育委員会におきましては、地域の子どもは地域で育てるを基本に、子どもたちが健全に育まれるよう学校、家庭、地域の連携強化のもとに、必要に応じて地域の子ども会とまちづくり協議会等の地域組織との調整を行うなどの支援に取り組みたいと考えております。また、財政等の支援につきましては、これまでは子どもの仲間づくり交流やリーダー養成等に関する事業を連合子ども会に委託し、各校区子ども会で事業を実施してきたところでございますが、現在地域の子ども会の中には、従来から連合子ども会や校区子ども会に加入せず、工夫をしながら活動しているところもありますので、今後の子ども会活動に対する支援については、活動継続に係る意見等を伺いながら、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。ご理解賜りますよう宜しくお願いをいたします。

○議員(丸谷聡子)

では、次に3項目めの子ども会の支援に移らせていただきます。先ほどの御答弁を聞くと、社会情勢の変化とか、28校区のうち14校区に減ってるとか、全体の17.7%にしか所属していないとかっていうことで、すごい消極的な答弁に聞こえるんですけど、これ市としては、市子連解散されたら、明石は地域の子ども会活動はなくなっても仕方がないと思っておられるんでしょうか。ちょっとその辺の認識を教えてください。

○教育局長

教育局長でございます。

先ほど答弁でも申し上げましたが、教育委員会といたしましては、地域の子どもは地域で育てるということで、学校、地域、教育含めて連携をしながら育てるというスタンスは変わっておりません。

以上でございます。

○議員(丸谷聡子)

それであるのであれば、市子連解散されるにあたって、今度次、実際に地域で活動してくださっている子ども会が、実際にあるんであれば、具体的にどういう支援をしていくのかとか、今後どうなっていくのかっていうのを、しっかり示してあげないと、活動、来年度の活動ができないんじゃないかと思うんですけど、その辺りはしっかりやられてると思っていいんでしょうか。

○教育局長

教育局長でございます。

これまで市の組織として、連合子ども会に事業委託をさせていただいて、事業実施していただいておりました。で、あくまでも子ども会活動はいわる金銭的な支援のみで成り立っているというふうには考えておりません。でありますので、今現状、子ども会が地域で活動をしておるということは認識しておる中で、今後、町の中でいわゆる子ども会、いわゆる子ども活動、子どもの健全育成が育まれるように、ような支援ということでの今、考え方をしております。

以上でございます。

○議員(丸谷聡子)

なんとなくぼやっと具体的ではないんですけど、では例えば地域の子ども会で今活動をされている方のお話を、実情を丁寧に聞いていくとか、そういう風なお考えはありますでしょうか。

○教育局長

はい、この度、連合子ども会の解散にあたりまして、校区子ども会の方にも説明をさせていただきました。で、もちろん次年度、今もそうでございますけれど、次年度以降もそういう地域のお声については、お話を聞きながら、できるこというのは、何かないかないうのは、対応せないかんとは思っております。

以上でございます。

○議員(丸谷聡子)

対応しないといけないと思ってるじゃなくて、対応していただかなければならないと私は思っています。で、私の方でも、例えば今まで市子連で入れていた保険の継続をしてもらえたらとか、子ども会入会の促進の手助けをしてもらいたいとか、あと様々文化継承ですね、地域のふとん太鼓であるとか、そういう継承の為に、子ども達のレクチャーみたいなのをしてもらいたいとか、また、子ども会の会費の助成なんかもしてもらえたらいいなあっていうような、実際に活動してくださっている方の声を聞いていますので、そういったことを市としても、教育委員会としても、丁寧に聞いていただいて、一つ一つしっかり対応していただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

○教育局長

教育局長でございます。

会費の助成等の関係でございます。これまでも子ども会活動につきましては、地域の方で活動していただいておりますということでございますので、単位の自治会に対する個別の会費の助成については難しいというふうには考えております。また、保険につきましては、今現在ですね、子ども会組織の中での保険というのは、今後加入はできないんですが、それ以外に加入できる保険について、各校区通じて、ご案内をしている状況でございますのでそれらを参考に、いうことで考えております。

以上でございます。

○議員(丸谷聡子)

市長にちょっとお聞きしたいんですけれど、これ所管が教育委員会だったんですけど、地域の子どもは地域で育てるということは、その教育委員会だけに任せていくっていうのは違うと思うんですね。で、やっぱり子ども会をになってくださっている保護者の皆さんって、ゆくゆくは次世代のその地域のまちづくりを担ってくださる大事な存在ですし、これから継続を希望されている子ども会というの、本当にこの忙しい中で、それでも地域の子ども達の為に子ども会を継続しようって頑張ってやってくださっている方々に、やっぱり何か応援しないと、本当にこういう大事なものが消えてしまうと思うんですね。で、そういう活動を見て、いや形を変えてでもうちの地域でもまた始めようかなっていう、そういう若い方も出てくると思うんです。そういう意味では、発想を変えて、持続可能な運営ができるような新しい地域で子どもを支える仕組みっていうのも考えていくためには、やっぱり今やっていらっしゃる方に、しっかり支援をちゃんと市はやっていきますよ、ということを伝えていくことが大事だと思うんですけど、その辺どうかお考えお聞かせください。

○市長

はい、丸谷議員からのまあいわゆる子ども会活動などに関する再度の御質問ですが、これは子ども会に限ることなく、明石市としては、最近私も言うようにしてますけど、いわゆる自助・共助・公助の地域の助け合いの共助、共に助けあってる活動などを公助する、それをしっかり行政が、いろんな形で場所の確保とか、場所の確保のお手伝いとか、いろんな形でお手伝いしていくことが重要だって考えの持ち主です。そういう意味では、明石で例えば高年クラブなどの活動に関しても、より積極的に、ある意味、共に頑張りましょうという形してますし、地域の子ども食堂とか、地域活動、市民活動も同様の発想です。最近ではSDGs助成って形でさまざまな活動に対しての応援もさせていただいております。そういう延長線で見ていけば、子ども会の全市的な部分が解散にあったとしても、各地域における活動は大変重要ですから、そのことに対してまさに公助する、公がきっちり支援していくということが大事だと思います。まあ今、教育委員会部局の方の答弁がありましたので、ちょっとそれに対して、ちょっと私もどう言うかっていう部分ですけど、改めて問題意識共有しておりますので、教育委員会部局、市長部局共に一緒になってですね、保険の問題とか場所確保の問題とか、活動をしやすくするとかいうあたりで、せっかく頑張っておられる方が、プツッと終わってしまうのは、地域にとっても子ども達にとっても望ましくないことですから、しっかり活動が続けられる方向で、改めて内部的にも調整していきたいと思います。

○議員(丸谷聡子)

ありがとうございます。是非、本当に頑張ってくださっているお母さん達、たくさんおられますので、是非お願いしたいと思います。